2013年1月4日金曜日

電力消費をRRDtoolで作ったグラフでひと工夫した。

自宅にHEMSを入れて、その値をRRDtoolに1分間隔で格納しています。
グラフを1分間隔のデータで作成すると急な電力消費の変化から何がどのぐらいの電力消費かがみえて対策を打ちやすく、契約アンペアの検討には良いのですが、電力量としては読みにくく、どの時間帯で電気の消費が大きいのか掴めません。
そこでRRDtoolのグラフの書き方を工夫して1時間ごとの電力量の表現と移動平均での表現することにした。


ちなみに、RRDファイルは下記のように作成しています。
rrdtool create hems.rrd  -s 60 \
        DS:sensor00:GAUGE:300:U:U  \
        DS:sensor01:GAUGE:300:U:U  \
        DS:sensor02:GAUGE:300:U:U  \
      略(senserの後の数字をどんどん増やすだけ)
        DS:sensor29:GAUGE:300:U:U  \
        DS:sensor30:GAUGE:300:U:U  \
        RRA:MAX:0.5:1:2700000

まずは普通にグラフ書いてみる。
rrdtool graph hems-day.png -t "消費電力" -v "電力(w)" \
         -w 1005 -h 400 -r -u 800 --start "-24hours" \
         DEF:a=hems/hems.rrd:sensor00:MAX   "LINE2:a#FF0000:ALL\n" \
         DEF:b=hems/hems.rrd:sensor01:MAX   "LINE1:b#00FF00:洗面/浴室" \
         DEF:c=hems/hems.rrd:sensor02:MAX   "LINE1:c#00FFFF:厨房" \
         DEF:d=hems/hems.rrd:sensor03:MAX   "LINE1:d#FF8000:りびんぐ" \
         DEF:e=hems/hems.rrd:sensor04:MAX   "LINE1:e#0000FF:1F和室/玄関" \
         DEF:f=hems/hems.rrd:sensor05:MAX   "LINE1:f#FF0080:2F鯖室" \
         DEF:g=hems/hems.rrd:sensor06:MAX   "LINE1:g#008000:2F寝室" \
         DEF:h=hems/hems.rrd:sensor07:MAX   "LINE1:h#008080:洗濯機" \
         DEF:i=hems/hems.rrd:sensor08:MAX   "LINE1:i#800000:電子れんじ"




次に1時間ごとの電力量(wh)でのグラフを作ってみる。
RRDtoolの世界に転がしてある
RRDtool 1.2系を使う 1.0版(PDF)のp.36 「グラフを作成する DEFの詳細」に書いてあるようにDEFで変数を引っ張って来る際にstepを変更する。今回は1時間(=60分=3600秒)で描画したいので3600を選択する。また電力量を計算する為には毎分の値を平均すれば良いのでreduceにはAVERAGEを指定する。
画像は全体の電力だけ書き方を替えてみた(なので正確には赤線のグラフだけが縦軸の単位がwhになる)。
参考:本家のDEFのマニュアル

rrdtool graph hems-day-h.png -t "消費電力" -v "電力量(wh)" \
         -w $W2 -h 400 -r -u 800 --start "-24hours" \
         DEF:a=hems/hems.rrd:sensor00:MAX:step=3600:reduce=AVERAGE \
                                            "LINE2:a#FF0000:ALL(unit hour)\n" \
         DEF:b=hems/hems.rrd:sensor01:MAX   "LINE1:b#00FF00:洗面/浴室" \
         DEF:c=hems/hems.rrd:sensor02:MAX   "LINE1:c#00FFFF:厨房" \
         DEF:d=hems/hems.rrd:sensor03:MAX   "LINE1:d#FF8000:りびんぐ" \
         DEF:e=hems/hems.rrd:sensor04:MAX   "LINE1:e#0000FF:1F和室/玄関" \
         DEF:f=hems/hems.rrd:sensor05:MAX   "LINE1:f#FF0080:2F鯖室" \
         DEF:g=hems/hems.rrd:sensor06:MAX   "LINE1:g#008000:2F寝室" \
         DEF:h=hems/hems.rrd:sensor07:MAX   "LINE1:h#008080:洗濯機" \
         DEF:i=hems/hems.rrd:sensor08:MAX   "LINE1:i#800000:電子れんじ"




続いて移動平均でグラフを書いてみる。先ほどと同じPDFのp.42 「CDEFの逆ポーランド記法で使える演算子3」に書いてあるTREND演算子を使う。今回は10分(=600秒)で移動平均を取ることにしたので600を与えて描画する事にする。今回も全体の電力量だけ表現を替えてみた。
参考:本家のTRENDのマニュアル

rrdtool graph hems-day-MA.png -t "消費電力" -v "電力(w)" \
         -w $W2 -h 400 -r -u 800 --start "-24hours" \
         DEF:a=hems/hems.rrd:sensor00:MAX \
        CDEF:aa=a,600,TREND \
                                            "LINE2:aa#FF0000:ALL(10 Minutes Moving Average)\n" \
         DEF:b=hems/hems.rrd:sensor01:MAX   "LINE1:b#00FF00:洗面/浴室" \
         DEF:c=hems/hems.rrd:sensor02:MAX   "LINE1:c#00FFFF:厨房" \
         DEF:d=hems/hems.rrd:sensor03:MAX   "LINE1:d#FF8000:りびんぐ" \
         DEF:e=hems/hems.rrd:sensor04:MAX   "LINE1:e#0000FF:1F和室/玄関" \
         DEF:f=hems/hems.rrd:sensor05:MAX   "LINE1:f#FF0080:2F鯖室" \
         DEF:g=hems/hems.rrd:sensor06:MAX   "LINE1:g#008000:2F寝室" \
         DEF:h=hems/hems.rrd:sensor07:MAX   "LINE1:h#008080:洗濯機" \
         DEF:i=hems/hems.rrd:sensor08:MAX   "LINE1:i#800000:電子れんじ"




このように、rrdtoolの世界だけでグラフを変更できました。
なおrrdtoolは1.4.7, OSはNetBSD/amd64 5.1.2です。

2013年1月3日木曜日

2012年秋の情報処理技術者試験(システムアーキテクト)に落ちた

2012年10月21日に慶応大学三田キャンパスでシステムアーキテクトの試験を受けてきた。
落ち着いた感じのキャンパスなのね。
午前Iは免除なのだが、会場の大教室全体が免除者だけのようで結構前に部屋には入れたのはありがたかった。午後IIの結果が今までで最悪の25問中15問しか合っていなかったのでblogに載せる気にもならなかったのだが蓋を開けてみるとカツカツで最後の論文まで採点してくれていた。今年は会社にも結果報告する必要が合ったので、まぁこれで合格していれば良かったのだが。しょうがない。

平成24年度 秋期   システムアーキテクト試験  成績照会

受験番号  SA215-XXXX の方は,   不合格   です

午前Ⅰ得点
***.**点
午前Ⅱ得点
60.00点
午後Ⅰ得点
62点
午後Ⅱ評価ランク
C


午前結果
2012年秋 免除 15/25 システムアーキテクト
2012年春 免除 ?/25 システム監査技術者 結果
2011年秋 免除 20/25 システムアーキテクト 結果
2011年春 免除 19/25 システム監査技術者 結果
2010年秋 27/30 22/25 ITサービスマネージャ-結果
2010年春 免除 18/25 システム監査技術者-結果
2009年秋 試験受けず ITサービスマネージャ
2009年春 25/30 20/25 システム監査技術者-結果
2008年秋 43/55 上級シスアド-結果
2008年春 44/55 テクニカルエンジニア(セキュリティ)-結果
2007年秋 39/55 上級シスアド-結果
2007年春 40/55 テクニカルエンジニア(セキュリティ)-結果
2006年秋 43/55 上級シスアド-結果
2006年春 41/55 テクニカルエンジニア(セキュリティ)-結果
2005年秋 41/55 上級シスアド-結果
2005年春 40/55 システム監査-結果

自宅にHEMS(Home Energy Management System)をいれてみたよ

前から富士通のスマートコンセントを導入したりと電力消費に興味があったので横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)で行われている横浜グリーンパワー(YGP)モデル事業に応募してみた。 
応募のタイミングではHEMSの認定機器がPanasonicと東芝の2種類、Panasonicのものは分電盤から工事がいるといわれたので東芝の機器を取り扱っている会社に依頼することに。
工事は2012年11月8日の午後に実施。

ITアクセスポイントのBTR-4010AZ

分電盤と隣に設置した計測ユニット

作業後の分電盤の中。青い細いケーブルがコイルに繋がりセンサーになっている。また反対側は計測ユニットまで繋がっている。

計測ユニットの中身。表側には電源しかない。



分電盤にセンサーを取り付け計測する機器がNWDNP-BX02。こいつがBluetoothでITアクセスポイントBTR-4010AZと会話する。このITアクセスポイントは2個の機能があり、Webでアクセスすると現在や過去の電力消費量を表示する機能(大部分がJavaAppletで使いにくい)、もう一つはWebサービスのFEMINITY倶楽部に計測データを送り、インターネット上でみえるようにすることのようだ。
後日、東京電力が請求に利用している電力メータをスマートメータに替えに来るらしく、そのスマートメータもITアクセスポイントと会話して機能するらしい(東京電力のスマートメーター交換はまだ始まっていないそうな)。分電盤の全体の電力測定と電力メータはほぼ同じ値を示すはずなので改めて設置しなくともいい気がするな。

ITアクセスポイントのマニュアルを見るかぎりは計測の生データを見る方法は用意されていない模様。ITアクセスポイントでのWebの表示を解析したところ、GETで取れることが分かったので、それを取り出してRRDTOOLに入れることにした。
計測器機(NWDNP-BX02)の方はマニュアルが無いので計測制度やECHONETLiteに関する記述が無い。BluetoothのPANを使うと記載はあり。

データの取得は取り合えず下記の感じでできるみたい。

wget -q -O - --referer='http://xxx.xxx.xxx.xxx/index.html' --post-data 'ba=(コロン区切りのBluetoothアドレスをURLエンコードしたもの)&eoj=0x028701&epc=0xF6&type=N' http://xxx.xxx.xxx.xxx/tos_kcgi/getProperty.cgi
すると標準出力に16進数表記で電力値をつなげたものが手に入ります。
0x000038a0000002070000044e000007cc000000000000036d0000002f00000000000022df00000000000000250000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
これから格納する値を整形します。

毎分取得して、グラフにすると
このようなグラフへ。サーモスタットで動くような機器(冷蔵庫、電気カーペット)などはガタガタとしたグラフを作りだし、ピークが出てくるのは電子レンジのように短時間で電力を消費するもの。この面積が電力消費量に相当。

2012年11月17日土曜日

3.5インチHDD4台をSSD1台と2.5インチHDD2台に換装

8月11日(土)に秋葉原に行ったついでに2.5インチHDDを2個とSSDを1個買ってきた。目的はと昨年3月に更改したサーバには3.5インチHDDが4個載っており、これが消費電力を押し上げている原因では無いかと考え置換することで省電力を目指した。

結論:
アイドルな時も3.5インチHDDは5W/個ほど使っていたので、3.5インチHDD 4個から2.5インチHDD 2個とSSD 1個にしたところ約20W消費電力が下がり、現在は何も仕事をしていないときで35W程度、CPU/HDDに負荷をかけても50Wである。

元の構成:
HDD:
HDT725032VLA360 (日立:320GB,16MB, 7200rpm) 3個(システム領域 1個、ホーム用にRAID1で2個)
ST31000524AS (Seagate:1TB,32MB,7200rpm) 1個(捨てても良いデータ用)

新しい構成:
HDD:
MQ01ABD075 (東芝:750GB,8MB,5400rpm) 2個(ホーム領域でRAID1構成)
SSD:
SSDSC2CT120A3 (Intel:120GB,Read 500MB/s,Write 450MB/s) 1個(システム領域用)
光学ライブ:
SH-222BB+S(東芝サムソン: DVD書き込み可能)

○消費電力
2011年1月から3月まで使っていたファイルサーバ(Athlon II X2 265(3.3GHz))に新しい機材をつけて設定を行った。
その時の電力消費は次のとおり

接続機材消費電力
3.5インチHDD x 4, DVD105W
2.5インチHDD x 2, SSD x1,DVD70W
SSD x 1, DVD66W

○ファイルサーバのストレージ入れ替え
まず昨年3月に節電の為に作成したサーバから1TBのHDDをはずすと 56Wが50Wに減った。
続いてSSDを取り付けてフォーマットを行う。
SSDもAFTっぽいので、せっかくだからセクタを揃えた方が良いかと考え開始セクタを63から変更しようとしたのだが、NetBSD 5系のインストーラーだと64セクタに設定するとうまくいかない。色々試行錯誤の末2048だといけた。

2.5インチHDDはRAIDを組むので以前と同じ方法でやってみた。

# disklabel -i -I wd1
partition> P
4 partitions:
# size offset fstype [fsize bsize cpg/sgs]
a: 1465149168 0 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 0 - 1453520)
d: 1465149168 0 unused 0 0 # (Cyl. 0 - 1453520)
partition> a
Filesystem type [?] [4.2BSD]: ?
Supported file system types:
4.1BSD EFS Linux Ext2 UDF
4.2BSD Eighth Edition MSDOS unknown
4.4LFS FILECORE NTFS unused
ADOS HFS RAID Version 6
Apple UFS HPFS swap Version 7
boot ISO9660 System V vinum
ccd jfs SysVBFS
Filesystem type [?] [4.2BSD]: RAID
Start offset ('x' to start after partition 'x') [0c, 0s, 0M]:
Partition size ('$' for all remaining) [1.45352e+06c, 1465149168s, 715405M]: $
a: 1465149168 0 RAID # (Cyl. 0 - 1453520)
partition> P
4 partitions:
# size offset fstype [fsize bsize cpg/sgs]
a: 1465149168 0 RAID # (Cyl. 0 - 1453520)
d: 1465149168 0 unused 0 0 # (Cyl. 0 - 1453520)
partition> W
Label disk [n]? y
Label written
partition> P
4 partitions:
# size offset fstype [fsize bsize cpg/sgs]
a: 1465149168 0 RAID # (Cyl. 0 - 1453520)
d: 1465149168 0 unused 0 0 # (Cyl. 0 - 1453520)
partition> Q


中略

# time raidctl -iv raid0
Initiating re-write of parity
Parity Re-write status:
99% |***************************************| ETA: 00:01 |
1.115u 1.115s 19:56:42.54 0.0% 0+0k 0+0io 0pf+0w

ファイルシステムは、ブロックサイズ32kBのフラグメントサイズを4kBでフォーマット。
newfs -O 2 -b 32768 -f 4096 raid0a

ちなみにHDD温度は
2.5インチHDD 35度
3.5インチHDD 45度
と下がった。たぶん3.5インチはびっしりと入れる感じになるが2.5インチは隙間が出来るので
それも良い方向になっていると思われる。

○I/O性能
単純にddで/dev/zeroを書き込んでいくのと、それをcatで読んで/dev/nullに捨てるもので測ってみた。
- SSD
write 211 MB/s
read 208 MB/s
- RAID1(2.5インチHD x2)
write 79MB/s
read 86MB/s

2012年7月29日日曜日

梅シロップと梅ジャムを作った

梅シロップを作った。


6月25日に梅 1kgと氷砂糖 1kgを層の様に詰める。




29日には、結構エキスが出てきた。


7月29日に容器に移し替えた。
梅はほとんどしわくちゃ。

全部で1リットル近くとれた模様。
味はまぁまぁかなぁ。もっと青梅をつけた方が爽やかな感じが強かったのかも。



続いて、残った梅を使い梅ジャムを作成。この為にホウロウ鍋を買ってしまった。
鍋に梅を移す。ほとんどしわくちゃで固い。

梅が隠れる程度に水(今回は240ccだった)を入れて弱火で20分ほど煮込み。柔らかくする。シワシワナな梅が元にもどる。フォーク2本を使い果肉と種を分離。甘さを確認して、今回は砂糖40gほど投入。

瓶に移したところ300gほどできたみたい。

とりだした種。フォーク2本だと結構面倒だったので次回はもっといい方法を探したいな。種のまわりの果肉を舐めても美味しかったけど、面倒になったのでこっちの山は捨ててしまった。








今年3,4,5回目の東京湾納涼船

今年3回目の東京湾納涼船は7月11日(水)に職場の人 合計5人で行った。
珍しいことに私以外は全員始めての乗船。
非常にノリの良いメンバーだったので、いい汗を書いた。

4回目は18日に、毎年やっている仕事関係のメンバーで30人ぐらいで行ってきた。
部屋をとっているのでくつろぎながら行ったのだが、下船するときになぜかなかなか降りれない。
陸には救急車がいるし、飲みすぎかと思ったら殺傷事件があったようで容疑者が男なので男性は船に残れとのこと。結局22時半ぐらいまで船にいたので非常につかれた。

左の写真は、部屋から下船するところを撮影したもの。警官っぽいのが写っている。



5回目は24日に行ってきた。船内をぷらぷらしていたら会社の他の団体に遭遇。みんな行っているのね。

2012年7月9日月曜日

今年2回目の東京湾納涼船

7月6日(金)、今年2回目の東京湾納涼船に行ってきた。
小雨で天気が悪いので、トップテラスは閉鎖。なぜか浴衣の人も少なくダンスタイムは男性ばっかりが集まっていた。