2022年7月26日火曜日

ステントを取り出して、再度ステント留置して

  次男の 総肺静脈還流異常症の記録 

6/21(火)に入院して、6/23(木)に開胸手術を実施。9時に手術室に入って17時半に面会できた。4本の肺静脈のうち、すでに閉塞している1本を除く3本に置いているステントをすべて取り除いた。最後の開胸手術が2016年12月なので5年半経っている。執刀医が言うには5回目という点で癒着は課題だが前回から時間が経っているのでペリペリ?はがせたとのこと。また良い感じで広くなっているので在宅酸素が不要になるかもねと言われる。進学にあたり酸素の件がネックになりつつあるので、外れるのであればとても嬉しい。ICUに入ったがコロナの為、術後だけ面会でき、一般病棟に移るまでは面会できないとのこと。執刀医の先生が毎日電話してくださることになり大変ありがたかった。

6/27(月)には一般病棟に戻ってくる。以前に比べて回復が早い。さすがに歩き回るとかはなく横になって妖怪ウォッチみている。それにしても手術した胸が痛いとかは何も言わないけど痛くないのだろうか。

面会に行くとたまに酸素を外していて、様子をみているといわれる。看護師さんによると夜のSpO2が安定しないと。結果今までの1分1Lから1分0.5Lでつけていることが多い。やっぱり酸素を外していると顔がよく見えるので良いな。

7月6日(水)にカテーテルを実施。2番目で11:30に病室に入って、17時半ごろに終わり。肺静脈の1本は狭窄が無いので何もせず、1か所はステントを留置し、もう一か所はステントを置きたいが狭窄が足りないので、置いて流れてしまうのが危ないという事で様子見になる。継続して入院してカテーテルを行うかどうかは別途判断。

そうこうしているうちにコロナの第7波がやってきた。6/23 東京で2,413人 15日後の7/6には8,341人、今日7/26は31,593人。1か月で10倍以上。昭和大学病院もスタッフの感染で大変みたい。感染のため小児科の新規の入院を受け入れ中止しているので一時退院して再度入院してカテーテルは無いんだろうなと思うなど。

小児の入院だけは1日1回1時間だけ面会できるので会っているが、コロナの為にプレイルームも禁止になっている。本人は元気に妖怪ウォッチを見るかブロックで遊ぶかしている。どうしても酸素しているのでベットから離れることは出来ないようで、ちょっと1か月もベットの上だけと思うと可哀そうである。さらに発達が遅れないか心配もあるし、教育委員会の特別支援教育総合センターとの面談とかも控えているので色々思ってしまう。

7月下旬か8月上旬にカテーテルをするという話であったが、8月3日(水)にカテーテルすることになるのかな。それとも11日(水)になるのかな。3日だと帰ってくる頃にちょうど夏休みを一緒に過ごせる気がする。

〇過去分

子供が生後16日目で心臓手術した。
    (2016年6月10日ごろから6月28日ごろまで)

3度目の心臓手術を行うことに
     (2016年7月8日ごろから9月17日ごろまで)
5か月目にステント留置術を行った。
     (2016年9月15日ごろか11月24日ごろまで)
4度目の心臓手術(開心術)を行った。
      (2016年11月29日から12月30日ごろまで)
カテーテル手術3回目で肺静脈の根元、全てにステントを置けた。
      (2016年12月30日から2017年2月5日ごろまで)
肺静脈の狭窄は落ち着いてきたが...
      (2017年2月5日から2017年5月7日ごろまで)
久しぶりに自宅に戻ってくるよ。
      (2017年5月7日から2017年8月12日ごろまで)
10月は入院なく自宅で過ごせるか 
    (2017年8月13日から2017年9月23日まで)
10月は入院することなく過ごせました
    (2017年9月24日から2017年11月4日まで)
久しぶりのカテーテル検査とか
    (2017年11月5日から2018年3月31日まで)
次男がお陰様で3歳になった
    (2019年6月6日)
次男が4歳になった
    (2020年6月6日)
酸素の量が半分になった。
    (2020年7月、8月ごろ)
肺静脈の狭窄が止まらないのでステントを取り出してみることに
    (2022年6月)




2022年6月26日日曜日

2022年春期の情報処理技術者試験の結果

午後Iの点数は良かったが論文で落ちる。
論文でいつも落ちるから一度論文だけでも対策しないといけないんだろうが。


令和4年度 春期   システムアーキテクト試験  成績照会

受験番号  SA354-XXXX の方は,   不合格   です

午前Ⅰ得点
78.20点
午前Ⅱ得点
80.00点
午後Ⅰ得点
81点
午後Ⅱ評価ランク
C

2022年6月20日月曜日

肺静脈の狭窄が止まらないのでステントを取り出してみることに

 次男の 総肺静脈還流異常症の記録 

2022年の4月ごろにちょっと吐くことも多いなと、という感じで定期健診に行ったところ、心エコーでは分よくからないけど、カテーテルをして確認するかとなる。

5月にカテーテルを実施し、やっぱり狭窄していると。残る肺静脈3本のうち、1本は全然狭窄していない、1本は少し狭窄かも、1本が狭窄している。昭和大学病院では一度ステントを取り出して再設置で止まったのが2件あるという事で、次男にもやってみようという事に。

無事に6月6日の誕生日は迎え、今日(6/20)に入院前のPCR検査を実施。明日(6/21)が入院予定、6/23(木)に手術。開胸手術になるので1か月ぐらいは入院する予定。小児科だけは面会できるが入院中、特定の家族1名1時間のみ許可という制限。ちょっと発達面への影響が心配。

来年度から小学1年生なので特別支援学級の相談をしている。親は発達の方が心配なんだが学校側は在宅酸素の取り扱いの方が心配のようで。実態としてはお風呂に入れるときは外して入れているし、たまに勝手に酸素を外して2階へ遊びに行くし、主治医も数時間は外しても大丈夫だろうと言ってくれているけど、行政側も元気に動き回る在宅酸素の子供を扱ったことが無いと心配だろうなとは思う。

〇過去分

子供が生後16日目で心臓手術した。
    (2016年6月10日ごろから6月28日ごろまで)

3度目の心臓手術を行うことに
     (2016年7月8日ごろから9月17日ごろまで)
5か月目にステント留置術を行った。
     (2016年9月15日ごろか11月24日ごろまで)
4度目の心臓手術(開心術)を行った。
      (2016年11月29日から12月30日ごろまで)
カテーテル手術3回目で肺静脈の根元、全てにステントを置けた。
      (2016年12月30日から2017年2月5日ごろまで)
肺静脈の狭窄は落ち着いてきたが...
      (2017年2月5日から2017年5月7日ごろまで)
久しぶりに自宅に戻ってくるよ。
      (2017年5月7日から2017年8月12日ごろまで)
10月は入院なく自宅で過ごせるか 
    (2017年8月13日から2017年9月23日まで)
10月は入院することなく過ごせました
    (2017年9月24日から2017年11月4日まで)
久しぶりのカテーテル検査とか
    (2017年11月5日から2018年3月31日まで)
次男がお陰様で3歳になった
    (2019年6月6日)
次男が4歳になった
    (2020年6月6日)
酸素の量が半分になった。
    (2020年7月、8月ごろ)



2022年5月28日土曜日

子供向けのデスクトップPCを組み立ててみた。

 子供(小学生)のデスクトップPCを作りに秋葉原に行く。
コロナ禍になってから、山手線の内側に入るのは初めてではなかろうか。

何年もノートパソコンやCPUが付いている小さいベアボーンしか購入していないし、買ってもサーバ用途なのでイチから日常用途のPCを作るのは本当に久しぶり。何しろグラフィックカードはあったがGPUなんてジャンルは存在しなかったのではなかろうか。

久しぶりすぎるのでDOS/V POWER REPORTを買って予習する。Intel12世代が人気のようなのでCPUはintelにする。マザーは価格がこなれているDDR4のメモリが使えて容量だけは将来の拡張の余地を残したいので4枚刺さるものにした。あと自宅の2.5G LAN化をしたいと思っているので追加で2.5G LANカードを買うかマザーボードについているかは現地で決めることに。

GPUは高いのでほどほどにすることにした。ゲームばかりされても困るし:-)

GWには遊びたいと思ったので2022年4月16日(土)に秋葉のtsukumo exに行って店員さんに要望を伝えて必要なものを推奨してもらって選んでいく。規格の確認とか容量のバランスについても会話できるので助かる。

ディスプレイは今仕事で使っている27インチ4Kをあげて、自分はUSB-C給電できる4kに変えようかと思ったが子供の机のサイズを考えると無理だったので改めてフィリップスの21インチfullHDを買った。PH15997426(URL)でNTT-Xで配送料込みで14,980円。製品の決め手はサイズ、スピーカー内蔵、音声出力端子あり、HDMI対応あたり。

全体、もうちょっと安く仕上げたかったが、まぁいいかと。

種別型番ポイント4/16
購入価格
(税込み)
参考
5/28ツクモ
ネット価格
(税込み)
CPUCore i3-12100安さ、性能17,98117,710
MBMAG B660M
BAZOOKA DDR4
2.5GLAN,DDR4が
4枚刺さる
19,83023,280
MB延長保証  1,100 
SSDWDS500G3X0E500GB8,4658,800
GPUGV-N1656OC-4GDGTX 165028,98131,900
メモリAX4U320088G16AADATA DDR4-3200
 8GB x 2
7,2607,980
電源玄人志向 650W電源
 KRPW-BK650W/85+
 6,9817,280
ケースMACUBE 110 5,4784,908
キーボードWireless Combo MK245
 NANO MK245nWH
無線でマウス付き。
サイズが小さい
2,1802,400
OSWin11Pro 20,900 
配送料  4,400 
合計  123,554




2022年4月18日月曜日

2022年春季のシステムアーキテクト試験を受けてきた

すこし肌寒い曇りの中での情報処理試験。

今回はみなとみらい駅から徒歩2分のTKPガーデンシティPREMIUMみなとみらいでの開催。
前回同様、貸し会議室の開催なので奇麗な会場である。ビルの1Fに食べるところもあり、昼食はそこで。注文が自分のスマホで行い形式は初めてでびっくり。

今回の試験は免除が切れたので日曜日なのに朝から試験。午前Iは久しぶりに受けるので不安であったが、いざ受けると範囲が広いので何となく苦手意識が出てくる。コードを書かない人なので開発技法は良く知らないですよ。

前回、想定外の午前IIで敗退だったので、今回はどうかなと思いながら受けたが何かよく知らない分野が多く出ている気がする。

午後Iは逆にシステム改善やシステム更改の設問があり、非常に書きやすかった。

午後IIは、はやりのデジタル化、DXの文脈で書いているけど、ざっくりいうと業務改善で紙から脱却した案件をかけという事と捉えて、DXが流行る前の事をつらつらと書いてみた。どうだろうか。

帰宅して午前の答え合わせをしたら、想定以上に良かったので満足。

午前結果
2021年春 23/30 20/25  システムアーキテクト試験
2021年秋 免除 14/25 システム監査技術者試験 結果
2021年春 免除 18/25  システムアーキテクト試験   結果
2020年秋 免除 19/25 システム監査技術者試験  結果
2020年春 コロナの為、試験そのものが中止
2019年秋 免除 18/25  システムアーキテクト試験   結果
2019年春 20/30 16/25 システム監査技術者試験 結果
2018年秋 申し込み忘れ。
2018年春 26/30 17/25 システム監査技術者試験 結果
2017年秋 免除 20/25システムアーキテクト試験   結果
2017年春 免除 15/25 システム監査技術社試験 確か論文で落ちた
2016年秋 免除 17/25 システムアーキテクト試験   結果
2016年春 免除 不戦敗 システム監査技術試験   結果
2015年秋 24/30 18/25 システムアーキテクト試験  結果
2015年春 免除 不明 システム監査技術者試験、確か午前IIで落ちたorz
2014年秋 免除 不明 システムアーキテクト試験 確か論文で落ちた
2014年春 免除 不明 システム監査技術者試験 確か論文で落ちた
2013年秋 免除 21/25 システムアーキテクト 結果は×(論文がB評価)
2013年春 23/30 15/25 システム監査技術社試験 結果
2012年秋 免除 15/25 システムアーキテクト 結果
2012年春 免除 ?/25 システム監査技術者 結果
2011年秋 免除 20/25 システムアーキテクト 結果
2011年春 免除 19/25 システム監査技術者 結果
2010年秋 27/30 22/25 ITサービスマネージャ-結果
2010年春 免除 18/25 システム監査技術者-結果
2009年秋 試験受けず ITサービスマネージャ
2009年春 25/30 20/25 システム監査技術者-結果
2008年秋 43/55 上級シスアド-結果
2008年春 44/55 テクニカルエンジニア(セキュリティ)-結果
2007年秋 39/55 上級シスアド-結果
2007年春 40/55 テクニカルエンジニア(セキュリティ)-結果
2006年秋 43/55 上級シスアド-結果
2006年春 41/55 テクニカルエンジニア(セキュリティ)-結果
2005年秋 41/55 上級シスアド-結果
2005年春 40/55 システム監査-結果

2022年1月27日木曜日

2021年秋期の情報処理技術者試験の結果

 2021年10月10日にシステム監査技術者試験を受けていたが記事にするのを忘れていた。

午前IIの結果が25問中14問しか合っていなかったので痛恨の午前落ちで書き忘れていた。
会場はTKPガーデンシティPREMIUM横浜西口(URL)。
会場はなかなか奇麗だった。

2021年12月31日金曜日

NetBSDとRaspberry Pi OS でOpenVPNを使った拠点間L2VPNの構築

自宅と実家をL2VPNで結びたくなったのでOpenVPNで繋ぐことにした。
自宅には前からあるNetBSD/amd64 9.2をOpenVPNのサーバとして使い、実家側にはラズパイを買って設置することにした。値段とか気にせずクリックしたらRaspberry Pi4 ModelB 4GBに必要な機材一式のセットを選んでいた。
試行錯誤して、やっとわかってきた。

・OpenVPNの設定以外にOS側のインターフェイスの設定が必要である。
・NetBSDとRaspberry Pi OSではbridgeインターフェイスの仕様が違う(NetBSDはbridgeインターフェイスにIPアドレスが付与できず、Raspberry Pi OSでは付与できる)
・L2VPNなので同一サブネットを共有するので拠点ごとにIPアドレスがぶつからない様に設計しておく。

いったん実家にもっていく前に自宅で試験環境を作成してやってみた。
構成はこんな感じ。




〇全般の設計
・共有するサブネットは192.168.0.0/24とする。
・サーバ側拠点は192.168.0.1~99、クライアント側拠点は192.168.0.100~254を利用する。
・デフォルトゲートウェイはサーバ側拠点は192.168.0.1、クライアント側拠点は192.168.0.100とする。
・OpenVPNはUDPでVPNを構築する。ポート番号をデフォルトの1194/UDPから(このblogでは)31194/UDPに変える。
・IPv4の事しか考えない。
・サーバ側拠点のグローバルIPアドレスは常時接続の為、滅多に変わらない事から自分で保有しているドメイン空間から切り出してAレコードで登録する。登録するDNSは個人契約のO365のサービスの中にあったので登録する。このblogでは「vpn.example.com」とする。
・今のところサーバ側、クライアント側でProxyArpの設定やFirewallの設定は無くても動いている。

〇NetBSD側(サーバ側)の対応
・クライアントから接続を受けるのでブロードバンドルータの設定を変更し外から31194/UDPがNetBSD側(サーバ側)に転送されるように設定(ポートフォワーディング)する。
・pkginを使い「openvpn-2.5.3」と「easy-rsa-3.0.8」を入れる。
・(メモ)netbsdのifconfigで一時的にIPアドレスを消すのは「ifconfig wm0 inet 192.168.0.3 delete
」という文法

1. インターフェイス側の設定を行う
・物理IF名はwm0のみである。
・wm0はIPアドレスを与えないため、「/etc/ifconfig.wm0」を作成し中身は「up」のみ記載。
・tap0インターフェイスが必要で、IPアドレスも付与するので「/etc/ifconfig.tap0」に下記の内容を記述する(「The NetBSD Guide」の「24.6. Setting up a network bridge device」にあるExample 24.10にドンピシャの設定が書いてあった。このtap0の設定の中でbridgeも設定してしまえば確かにブリッジの設定前にtap-IFが出来ていない依存関係が解決されるや
)。
---
create
inet 192.168.0.3 netmask 255.255.255.0
up
!ifconfig bridge0 create
!brconfig bridge0 add $int add wm0 up
---

・bridgeインターフェイスも必要だがtapの設定中で作成しているので不要
・「/etc/rc.conf」にはインターフェイスの設定は特に記載しない。
・ここで試しに再起動してみて、外部からsshなど出来るか、ネットワークインターフェイスやブリッジインターフェイスの状態、ルーティングテーブルの状態を確認すると区切りは良いでしょう。

tcpdumpでインターフェイスを指定してキャプチャして動作をみるとかも切り分けに良いかと。

ifconfig:
・wm0,bridge0,tap0はUPになっているか
・wm0,tap0は「PROMISC」が入っているか(netbsdのNW-IFはbridge-IFに参加すると自動でプロミスキャスモードになる)
・IPv4アドレスは、wm0のみに設定されているか
netstat -rn:
・defaultを含め、出力先IFがtap0になっているか(普通は物理IF(今回だとwm0)だが、今回はVPNの関係でtap0が出力先IFになる)。
brconfig bridge0:
・Interfacesにtap0とwm0が存在するか
・Address cacheに色々なMACアドレスが乗ってきているか。


2. OpenVPNのTLSの設定
証明書のくだりは全て下記のサイトに書いている通りに実施
VPNサーバー構築(OpenVPN) - CentOSで自宅サーバー構築 (centossrv.com)

3. OpenVPNの設定ファイル
・設定ファイル「server.conf」を「/usr/pkg/etc/openvpn」に設置。
・設定ファイルの中身は下記。動作のログはもともとこのサーバがsyslog.conf側で「*.info」を特定ファイルに書き出しているので、そっちに吐かれている
---
port 31194
proto udp
dev tap0
ca pki/ca.crt
cert pki/issued/server.crt
dh pki/dh.pem
server-bridge
keepalive 10 120
cipher AES-256-CBC
user nobody
group nobody
persist-key
persist-tun
status openvpn-status.log
verb 3
explicit-exit-notify 1
---

4. openvpnの起動設定
・起動ファイルのコピー「cp -p /usr/pkg/share/examples/rc.d/openvpn /etc/rc.d/」
・自動起動の設定「/etc/rc.conf」に「openvpn=YES」を追記する。
・この状態でrootにて「/etc/rc.d/openvpn start」としてログに「openvpn[2711]: Initialization Sequence Completed」が出ていれば待ち受け出来ている。
・プロセスなどをpsコマンドで見ておくと「/usr/pkg/sbin/openvpn --cd /usr/pkg/etc/openvpn --daemon --config server.conf」というプロセスが見える。
・sockstatでプロセス名でgrepをかければ「nobody   openvpn    2711   7 udp6   *.31194               *.*」が見える
・最後に再起動してみて、プロセスの状態やログが目的の通りであれば設定完了。

Raspberry Pi OS側(クライアント側)の対応
・必要なソフトのインストール
apt-get install openvpn
apt-get install tcpdump
apt-get install bridge-utils
・あると便利なツール
apt-get install locate
apt-get install emacs
・クライアントから最初のUDPを送るのでブロードバンドルータの設定は不要。
・(メモ)Raspberry Pi OSのifconfigで一時的にIPアドレスを消すのは「ifconfig eth0 0.0.0.0
」(この文法、気持ち悪い...)という文法
・なお私は
Raspberry Pi OSを含めLinux系のシステム管理は良く分からないのでググって適当にやっています。


1.
インターフェイス側の設定を行う
・eth0は、IPアドレスをつけずにUPだけさせる。
・「/etc/dhcpcd.conf」に下記を記述
---
interface eth0
static ip_address=0.0.0.0/0
---
・bridgeインターフェイスをbr0という名前で作成し、tapインターフェイスはtap0という名前で作成し、br0のブリッジにeth0とtap0を参加させる。
・「
/etc/network/interfaces」に下記を記述する。
---
auto br0
iface br0 inet static
    address 192.168.0.103
    netmask 255.255.255.0
    network 192.168.0.0
    broadcast 192.168.0.255
    gateway 192.168.0.101
    dns-nameserver 192.168.0.101
    bridge-ports eth0 tap0
    bridge_stp off
    bridge_maxwait 0
    bridge_fd      0
    pre-up ip tuntap add dev tap0 mode tap user root
    pre-up ip link set tap0 up
    post-down ip link set tap0 down
    post-down ip tuntap del dev tap0 mode tap
---
・ここで試しに再起動してみて、外部からsshなど出来るか、ネットワークインターフェイスやブリッジインターフェイスの状態、ルーティングテーブルの状態を確認すると区切りは良いでしょう。
tcpdumpでインターフェイスを指定してキャプチャして動作をみるとかも切り分けに良いかと。

ifconfig:
・eth0,br0,tap0はUPになっているか
・IPv4アドレスは、br0のみに設定されているか
netstat -rn:
・出力先IFがbr0になっているか
brctl show br0:
・Interfacesにtap0にeth0が存在するか

2. OpenVPNのTLSの設定
証明書のくだりは全て下記のサイトに書いている通りに実施
VPNサーバー構築(OpenVPN) - CentOSで自宅サーバー構築 (centossrv.com)

3. OpenVPNの設定ファイル
・設定ファイル「client.conf」を「/etc/openvpn/client」に設置。
・設定ファイルのシンボリックリンク「cd /etc/openvpn/」、「ln -s /etc/openvpn/client/client.conf ./」(自動起動時に何も考えないと/etc/openvpn/client.confを見に行くため)
・設定ファイルの中身は下記。
---
client
dev tap0
proto udp
remote vpn.example.com 31194
resolv-retry infinite
nobind
user nobody
group nogroup
ca client/ca.crt
cert client/client-A.crt
key client/client-A.key
remote-cert-tls server
tls-auth client/ta.key 1
cipher AES-256-CBC
verb 3
---

4. openvpnの起動設定
・お試しの起動を行うにはcd /etc/openvpn/」で降りて、「sudo openvpn --config client.conf」を実行。標準出力(画面)に「Initialization Sequence Completed」」が出ていれば接続できるはずなので、pingなどで疎通を確認。起動してから確立まで20秒ぐらいかかることもある。
・うまく行かない場合はtcpdumpでIFごとにパケットの状態を確認する。
・自動起動の設定「systemctl enable openvpn@client」を入力し、再起動をして動作確認
・クライアント側の再起動時、トンネル確立後、クライアント側のなんかのパケットを契機に(arp?)サーバ側からもパケットが送れるようになるので、アドホックにclontabに「@reboot sleep 10; ping -c 192.168.0.1 > /dev/null」を記述

〇状況
OpenVPNを使った拠点間L2VPNの構築が出来たが肝心のDLNAがだいたいうまく出来るがまれにできない時がある。
拠点間のRTT(作業用PCとNetBSD間のpingで計測)で50ms~70msでCATV会社提供のUSB-HDDに入れている地デジ番組やCATV番組をDLNAで視聴することや、CATV会社のDLNAをIOデータのNASにムーブしているものを視聴することができた。
オミクロン株が落ち着いたら実家にもっていって確認しよう。


〇参考サイト(感謝)
・OpenVPN本家:Ethernet Bridging
 ここにインターフェイスの設定はOpenVPNの設定の外で必要よと書いてあり気が付く。
・NetBSD本家: The NetBSD Guideの24.6. Setting up a network bridge device
   bridgeの設定方法などを確認 
・QiitaのKohei MATSUSHITA さんの記事: OpenVPNで拠点間L2接続
  構成図があったので、これをみてIFとIPアドレスの付与について気づきになった。
・CentOSで自宅サーバー構築: VPNサーバー構築(OpenVPN)
  TLSの設定は、内容を理解せずにこの記事を見よう見まねで設定。
・ある異邦人の技術メモ:自宅と実家をOpenVPNでつなぐ!