2010年12月27日月曜日

書籍購入

トロンを観る時、映画館に10:30に着いたのに上映は11:50という事であまりに暇なので本を買った。

著作権の世紀—変わる「情報の独占制度」

3分の2ぐらい読んだけど、軽いのでサクサク読める。最近の話題になった裁判とか取り入れて記述されているので飽きない。
槙原敬之vs松本零士
森進一のおふくろさん問題

著作権に関する本を何冊か読んでいるけど、他の知的所有権に比べて保護期間が長いし、一律保護されるし、管理も適当でも構わないというのはバランスを欠いているとしか思えない。
例えば特許。大学発の基本特許で事業として開花するまでに時間がかかるものがあるが、花開いた頃には特許が切れているという話もきく。著作権であれば死後50年の保護である。そう創作者がこの世にいなくなってから50年。創作者は見返りを(幾らであるか、いつまでかは別として)対価として得るべきだと思いますけどね。
特許は強い権利で権利保持者が許諾するかどうかを完全に管理できるが、同等な事が著作権も可能であるのに、著作権の方はそれを維持する登録料の支払いや、そもそも登録制度がまったくない。
ローレンス・レッシグの言う通り、多くの著作物は再利用されること無く、そして再利用の価値があっても利用できない状況を作り出していると思える。彼の言うデフォルト著作物は自由に利用できるようにし、保護したい著作物をもつ人であれば登録料などを支払う事を課す。それ課しても上回るインセンティブが働くので問題無いという主張がすっと消化できるのだが....

0 件のコメント:

コメントを投稿